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☆臨床医
から報告

引きこもりとは?
○これを病理と呼ばず、なんと表現すればよいのか?
大人組の引きこもりのケース(思春期以降 18才以上80.5% 30代以上37%)
この4年間、全国の家族や引きこもり当事者から、集中的に多くの手紙、FAXを頂き、また、ほぼ毎週全国を回り続け、家族や当事者に接し得た率直な実感を、一応一つの流れとして記せば
 ○正に百人百様であるが
 ○対人緊張、対人不信、対人恐怖に於いてほぼ共通、すなわち
 一、常人の理解をはるかに越えた感覚の世界に居続けている。
 一、心的バイオリズムの振幅が極めて大きい。
 一、知能はしっかりしている為、なんとかしよう、なんとかしようとあせり、アリ地獄のドツボにあり、未来がみれないエンドレス感。
 一、その悪循環で、さらにギリギリし続け煮つまり状態
 一、世間体の悪さや不毛感で、自己否定の極地、つら過ぎて、妄想でうめいている。(その反動でプライドがかなり高まる)
 一、過去の念慮に縛られ続ける。
そう言った
 一、多くの当事者達は、希死念慮(この世に存在していたくない)を、生き続けても己の将来はホームレスになると不安心理の狭間
 一、気持はメゲて屈折しねじれて素直になりにくい。
その結果
 ○ストレスに因り、誰でもなり得る様々な神経症の若起、増幅。
 ○トラウマがトラウマを呼ぶ状態
 ○己の人生を”投げ”ざるを得ず、あきらめ感
 ○この状態を己一人で背負いきれず、家族の誰かのせいにし(犯人説)、信じ込みバランスをかろうじて保ち、これを延々と10年以上。
 ○家族を巻き込み、多くが家族機能が不全に、家族も神経症に陥りトラウマ状態も多い。
 ○親は子に隷属、抱え込→親子(母子)共依存がエンドレスへ
 ○孤立する程、その家族は閉塞に陥り危機的状況に向かう


神経症圏障害

【疾患概念】
性格が快とする環境(理想)と現実環境の不一致がストレッサーとなり, これからさ まざまな身体的 ・ 肉体的症状が出現する。
睡眠障害(就眠障害が多い), 不安感, イライラ, うつ気分, 意欲 ・ 食欲低下 頭痛, 発汗, 肩凝り, めまい, 手のふるえ(自律神経失調症状)
それらの症状によって本人が強く悩み, 社会的障害が生じる。 大多数の人間が耐えられないと思われる環境下でこれらの症状が出現するものをストレス性障害, 本人が悩まず, 周囲のものが悩まされるのを人格障害と称する。

【ICD-10による分類】
F40 恐怖症性不安障害
.0 広場恐怖(症)
.1 社会恐怖(症)
含 対人恐怖, 赤面, 視線恐怖
.2 特定の個別的恐怖
 含 高所恐怖, 動物恐怖, 閉所恐怖
 F41 他の不安障害
.0 パニック障害
.1 全般性不安障害
含 不安神経症
.2 混合性不安抑うつ障害
F42 強迫性障害(強迫神経症)
.0 強迫思考あるいは反復思考を主とするもの
.1 強迫行為(強迫儀式)を主とするもの
.2 強迫思考および強迫行為が混合するもの
F43 重度ストレス反応および適応障害
.0 急性ストレス反応
.1 外傷後ストレス障害 (PTSD)
.2 適応障害
 F44 解離性(転換性)障害
含 転換型ヒステリー, ヒステリー神経症
.0 解離性健忘
.1 解離性遁走(フーグ)
.2 解離性昏迷
.3 トランスおよび憑依
.4 解離性運動障害
.5 解離性けいれん
.6 解離性知覚麻痺および知覚脱出
含 心因性聴覚喪失
.7 混合性解離性(転換性)障害
.8 他の解離性(転換性)障害
含 ガンザー症候群, 多重人格障害
F45 身体表現性障害
.0 身体化障害
.2 心気障害
.3 身体表現性自律神経機能不全
含 心臓神経症, 過呼吸症候群, 神経性下痢
.4 持続性身体表現性疼痛障害
F48 他の神経症性障害
.0 神経衰弱
.1 離人・現実感喪失症候群
F60 特定の人格障害
.3 情緒不安定性人格障害
.4 演技性人格障害
.5 強迫性人格障害
.6 不安性(回避性)人格障害
.7 依存性人格障害

【ストレスの評価】
ストレスが存在しないところに神経症は有り得ない. 精神科医の診察は, まずストレスの種類, 強さを知ることから始まる。
心理的 ・ 社会的ストレスの強さ尺度
〔急激に起こった事象, 持続は6カ月未満〕
軽度 : 恋人関係の破綻, 入学, 卒業, 子どもが家を離れる
中等度 : 結婚, 別居, 失職, 退職, 流産
重度 : 離婚, 第1子の出産
極度 : 配偶者の死, 重大な身体疾患の診断, 婦女暴行の犠牲
破局的 : 子どもの死, 配偶者の自殺, 壊滅的な自然災害
〔持続的環境, 持続は6カ月以上〕
軽度 : 家族間のケンカ, 仕事の不満, 犯罪多発地域で居住
中等度 : 夫婦間の不和, 深刻な経済的問題, 上司とのトラブル, 未婚の親になる
重度 : 失職状態, 貧困
極度 : 自分または子どもの重い慢性疾患, 身体的または性的虐待の継続
破局的 : 人質としての拘束, 強制収容キャンプの体験
ストレスの強さ評価とは類似の社会文化的価値観をもつ平均的な人間が体験すると思 われる程度を考慮することである. ある特定のストレスが, 特に脆弱さや内的葛藤を 持つ患者に, より大きな衝撃を与える可能性がある. ストレス強度が中等度以上のも のに反応するのがストレス性障害, それ以下のものに反応するものが神経症。

【心身症(Psychosomatic disease)】
発病要因として情動が重要な役割を果たしている. 身体症状を持ち, これが自律神経 支配下にある単一の器官を通して表現される. 身体組織の病理的変化を持つ。
1) 皮膚     : 皮膚掻痒症, アトピー性皮膚炎, 円形脱毛症, 慢性蕁麻疹
2) 筋骨格系   : 背部痛, チック, 書痙, 緊張性頭痛
3) 呼吸器系   : 喘息, 過換気症状
4) 心血管系   : 高血圧症, 頻脈
5) 消化器系   : 消化性潰瘍, 過敏性大腸症状(下痢, 便秘)
6) 生殖泌尿器系 : 月経障害, 排尿障害, 夜尿, インポテンツ
7) 感覚器系   : 視聴力障害

【適応機制(Adjustment mechanism)】
ストレスに対して心を防衛しようとする機能が働く. これを防衛機制とよぶ
1) 抑圧 repression
性的欲求, 攻撃傾向, 幼稚な欲求に対する機制. エネルギーは解消されず, 不安の原因となる. 効率は悪い. 禁圧 〜 supression
2) 補償 compensation
劣等意識を克服する. 反対方向の価値を実現する. 例えば学業成績不良をスポーツで 3) 置き換え displacement
承認されにくい感情に関して対象を異なったものに移す
4) 昇華 sublimation
有意義な方向に欲求を向ける. 芸術, スポーツ
5) 投射 projection
自己の感情, 欲求を他人や物に向けかえる. 例えば「君が僕を嫌っているから, 僕は君を攻撃する」
6) 反動形成 reaction formation
負け犬の遠吠え
7) 合理化 rationalization
耐え難い感情を理屈付けする. 負け惜しみ
8) 空想 phantasia
9) 退行 regression
10) 取り入れ, 同一化 identification
理想とする人の特徴を自己に取り入れる
11) 分離 isolation
強い観念や行動から感情だけが切り離される. 恐怖症の行動がこの機制によるものといわれる
12) 否認 denial

【治 療】
定義でわかるように根本的治療は2通り. 性格を変えるか環境を変えるか. 性格の根幹は小学校入学 6歳までに形成され, 変えることは難しい. さりとて環境も変えられずここで苦悩する. 精神科医は悩みを抱える患者に対して父親的, 中立的立場を維持し悩みを解消するための根本的解決方法である自己洞察に導かなければならないと指導されてきた. 精神科医はカリスマ性を持ってはいけない. このような態度に「悩みを抱えて受診しているのに一般的な意見ばかりで適切なアドバイスがもらえない」と不満を抱く患者も多い。
薬物(マイナートランキライザー)療法は対症療法にすぎない. ただし初期治療において患者の信頼を得るためには必要となることが多い. 特に心身症に対しては表面化した疾患を治療することが第一目標となる. 精神分析療法, 行動療法が根本的な治療となるが根治は難しい. 治療者に対する陽性感情のコントロールが必須である。
アイゼンクは「神経症」と診断された患者の60%はなんら治療を受けなくても自然寛解していた, と報告している。
 ある課題を与えられたとき絶対的に正しい解決方法は存在しない. いくつかの方法には各々利点, 欠点が存在する。 しかし同一時間に一人の人間がとれる行動は一つで利点−欠点の主観的値が大きい手段を選択する必要がある。 ex. 結婚 : 利点〜社会的地位の安定, よきパートナーを得る 欠点〜パートナー再選択の余地が少なくなることを含め行動に制限ができる(権利と義務)
 行動を選択する時, 選択しなかった他の行動の利点をあきらめる必要があるが完璧主義の人間はあきらめることができない. 内面の価値観がはっきりしていない人間(現代の若者にはすべからくこの傾向があるが)には利点と欠点に点数をつけることさえできない.。 行動選択できないと葛藤が生じる。葛藤は「あれも欲しい, これも欲しい」と言う駄々っ子の要求のようなもの. 葛藤のためさらに冷静な値踏みができなくなり自己嫌悪、神経過敏に陥る悪循環をきたす。
 世の中見えすぎても困る時がある. 精神科医の仕事は安定剤によって神経を少々鈍くし, 各々の行動に関してもう一度冷静に値踏みしてもらうこと。性格は変えられないが、行動パターンは変えられる。

 全国から当会に寄せられた数千通の切々たる思いの手紙,FAX,電話,面談,サークル会記録と専門書をつき合わせレベル分類したものです(これは,あくまでも,傾向(可能性)としてご解釈ください)
☆惹起してしまう神経症等…強迫神経症、被害妄想念虜、人格障害、摂食障害、PTSD、                  社会不安障害 (恐怖) 、慢性疲労症候群 (CFS)
先天的な・・・LD、ADHD、アスペルガー症候群「高機能自閉症」、アトピー、てんかん
及び・・・ 無病理性の引きこもり
(例)

 
レベル6 反社会性人格障害(極めて少数)
家族以外、他人や社会に攻撃的社会的事件につながりかねない
社会的事件一歩手前
レベル5

自己愛性人格障害 このレベルが親が受容的になると奴隷化しやすい(自分は特別な生まれ、存在)極めて自己中心的、他人を操縦し主に親を召使、奴隷化、家人に暴力、体罰しかし家人以外には冷静に対応できる。金銭的に高価な物を要求し続け(チョットした事で家人を罵り、罵声を浴びせナグル・ケル等)

境界性人格障害 演技性人格障害(完璧主義者)
自分がこうなったのは、すべてオマエラのせいとノノシリ主に夜中、大声荒がい、説教家人を寝かせないことも

家庭内事件一歩手前
 ↓
トリツキ

○行動できない分社会評論家(口)になって親等をバカにし、自己存在確認

○対人恐怖症、対人不信
  対人緊張

 ↑
以上スガリツキ

レベル4

回避性人格障害 依存性人格障害 強迫性人格障害ひたすら無気力で自活力が0に等しく社会順化ができないそのまま、20才代後半、30才代40才代へ自己存在否定感

繰り返しの挫折感と苦しさで親も二重の引きこもりへ(孤立する程)

レベル3 あと一歩 (チョットした事で調子を崩し易い) プライドが高いと後戻り
あと一歩で社会(勤め)へ出る気持ちがある、しかし深層心理のカナシバリ(トラウマ)から抜け出せない回りから観ると、怠け者にみえる。行動するには、その事が安全確実でなければ行動できない→信頼する人と一緒に易しい事から徐々に引きこもり者に理解ある職場、SST,授産所等
レベル2・1 無病理性の引きこもり
親の愛情力、受容とまわりの理解と状況脱出可能のケース大、このレベルは、親の状況把握対応が極めて大切(いじめ、裏切りが内在しているか)

☆尚、閉じこもり(部屋、家から全く出られない)以外は、社会的引きこもり(どこの社会にも所属してなく、気持が引きこもり夜とか昼少し出られる)に移行後約8割強、これが延々と5年、10年、15年以上続いている。レベル5、 4、3に強迫性神経障害症(しっこい確認行為、長時間の手洗い長時間の入浴等で家族を巻き込む)・摂食障害。バイオリズム(心的)や、焦り等でレベル上下のケースが多く診られる。レベル 6、5、4には妄想((被害、強迫性、誇大等)や万能感が被っているケースが多い(己のおいてきぼり感、孤立した心を無意識に妄想で埋めているのか)。☆レベル6〜3、親子で共依存がどうしても発生し易い(レベル1、2の延長意識や、回りの目を気にしてや、親の愛情、子の甘えで)→かかえ込み。他、PTSD、高機能自閉症ーパニック障害
 先天的なLD、ADHD、アスペルガー症候群、アトピー、てんかん、レベル6、5、4、には第三者(機関)の対応が必須!
社会不安障害(恐怖)ー他人の視線、評価が著しく気になる、慢性疲労症候群(CFS) 一見なまけ者に見える、内在のケースも比較的多い
特にレベル6,5,4,3には第3者(機関の対応も必須 )

まず、お宅の当人はどのレベルか把握し、公的機関(精神保健センター、保健所等)専門学者、 各種中間施設、協力者、カウンセラー、集団カウンセリング、セラピー、ヒーラー、SST、フリースペース、状況脱出家庭、元引きこもり者等)発表してゆく情報等に照らし模索してゆきましょう。
 

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