2015年10月9日

11月1日(日)に、香川でひきこもり大学を開催しました。

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ひきこもり当事者の社会参加を支える枠組み作り

ひきこもり大学 KHJ全国キャラバン2015

2010年度の内閣府による調査で「ひきこもり」は全国で推計70万人と発表され、有効な解決策も見いだせないまま長期化や高年齢化が懸念されています。

私たちKHJ家族会は、1999年の結成以来、外出できない当事者に代わり家族がつながることで当事者や家族の孤立を防ぐ努力を重ねてきましたが、ともすれば親としての思いが先に立ってしまい、当事者が望む支援とのズレが生じてしまうこともありました。

一方近年になって、様々な参加者が集まり対話する場「フューチャーセッション」や、ひきこもっていた人がその経験から得られた知恵などを講義する「ひきこもり大学」など、当事者が主体となる新しい動きが各地で生まれています。

この度、関東で対話の場を開いているグループと、関西で当事者主体の活動をしているNPOの協力を得て、ひきこもり大学を全国で開催します。家族が 当事者や一般の方との対話をする中で、当事者の側に立った新しい支援を共に考えていきたいと思っています。ぜひご参加ください。

※フューチャーセッション庵IORIとは 、「ひきこもりが問題でない社会」の実現を目指し、多様な立場の人たちが集まる対話の場。2012年から東京都内にて隔月で開催され ています。

KHJキャラバン香川チラシ チラシダウンロード(PDF形式 508KB)

日時:11月1日(日)14:00~16:30(受付開始13:00~)
会場:香川県社会福祉総合センター7F 第1中会議室(香川県高松市番町1-10-35)
定員:80名(申込不要・先着順)
参加費:一般1000円 当事者500円(ご夫婦は一人分で可)

内容:「みんなのシンポジウム」
司会進行:池上正樹(フリージャーナリスト)森下徹(NPO法人グローバル・シップスこうべ)

1限目:「鬼は外!福は内!」で、ひきこもり学科
テーマ:~「対象関係論」で読み解く、私のひきこもり~
講師:ラストエンペラー
プロフィール:僧侶。1969年生まれ。愛知県名古屋市出身。現在、香川丸亀市在住。大学卒業後、アルバイトを転々とした後、30歳から40歳ごろまでひきこもる。

2限目:メンタルヘルス学部親子関係改善学科
テーマ:~”閉じこもり”当事者の「思い」と「未来」~
講師:Fix
プロフィール:幼少期から生きづらさを抱え、高校で不登校気味、県外進学後にひきこもり。対人恐怖。2年程前からカウンセリング・認知行動療法を受け回復しつつある。独学で学んだITスキルを活用して、家から出られないような人のための支援方法を模索中。

3限目:それぞれのグループによる対話とシェアリング

主催:NPO法人全国引きこもりKHJ親の会(家族会連合会)
共催:NPO法人KHJ香川県オリーブの会
協力:ひきこもりフューチャーセッション庵-IORI-

お問い合わせ:
全国引きこもりKHJ親の会本部事務局
E-mail: info@khj-h.com
TEL:03-5944-5250

追記:
※全国大会とは別企画のため、別途参加費がかかります。予めご了承ください。
一般1000円(ご夫婦は一人分で可) 当事者・経験者500円

96名の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。
内訳:当事者33、家族35、支援者17、行政5、教育1、報道1、その他4

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